何やら税務署から物々しい郵便が届いたのは8月の終わり。
【重要】だか【緊急】みたいな赤い判子が押された茶色い封筒だった。
中に入っている手紙を確認してみると・・・
「税金が滞納されています。延滞税含めて○○円払ってください。」という払い込み用紙と、担当者からの「もし、支払いが厳しい場合は相談してね」という手紙が入っていた。
この郵便を見た時に最初に思ったことは、
詐欺のレベルも年々上がってきてるな。今の時代はこんなリアルな払い込み用紙で振り込ませてるのか?
というのも、この封書で滞納されているとされる所得税はすでに期限前に支払っていて、銀行の支店名と払った日付、担当者の名前が入った判子が押された領収証書も持っている。
それに所得税の納付期限は毎年4月15日だったかな?
で、この督促状が届いたのは8月の中頃。
税金を払ったのに督促状が届くことなんてあるのか?と思って調べてみたところ、結構あるらしい。
自分の場合は4ヶ月も前に払った税金の督促状が届いているので直感的に「詐欺だ」と思ったのだが、実はこの督促状は詐欺ではなく本物だった(笑)
税務署に電話をしてみた
最初は詐欺だと思ったけど、督促状のあまりにリアルな出来に「もし、支払いが厳しい場合は相談してね」と書いてある手紙に書いてあった電話番号に電話をしてみた。
事前に電話番号を検索してみると、この番号もリアル税務署で、電話を受けたのもリアル税務署員だった(笑)
この時点でもまだ、「税務署員が小遣い稼ぎかなんかで裏でやってる犯罪」を疑っていた。
だって、こっちは税金払ったんだもの。(笑)
実際に手元に所得税を払った時の領収証書を準備して、金額・日付・整理番号・納期などの区分・税目・税目番号・領収日付印などの確認を行った。
その情報を基に確認をしてもらったけど、税務署には自分が払った情報が一切ないと言う。
この時自分の頭には別の犯罪がよぎっていた。
なるほど、これは銀行員が4月頃に支払われる税金を狙ってネコババしていた巨額横領事件だ。
だって、こっちは税金払ったんだもの。(笑)
しかも、この所得税の支払いに使ったのは8ヶ月間で7回のシステムトラブルを起こした某み〇ほ銀行だった。
もはや何が起きてもおかしくない・・・。
とりあえず、税務署に電話をしても確認が取れないので、最終的には税務署に返信用封筒を送ってもらって領収証書のコピーを送ることに。
税務署か銀行、どちらが悪に手を染めているのか興味津々だ。
だって、こっちは税金払ったんだもの。(笑)
なぜここまで役所を疑うか?と言えば、以前住んでいた地域の役所で自分の知らない間に勝手に国民健康保険の解約手続きをされていたことがあったからだ。
その時は同姓同名の人と間違えたか?番号を取り違えたか?原因は有耶無耶にされて終わったけど、その時の役所の対応なども含めてお役所仕事に不信感を持つようになった。
税金を払ったのに督促状が届いた原因
領収証書のコピーを送ってから4~5日ぐらい経過したぐらいで、税務署から電話が。
税金を払ったのに督促状が届いた原因は、領収証書の「税務署番号」が間違っていたことによって納めた税金が他の管轄の税務署に支払われていたからだった。
そう、完全なるこちら側のミスだった・・・(笑)
この場を借りて、あらぬ疑いをかけた税務署員と銀行員の方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ただ、一つだけ言い訳をさせてもらえるなら、所得税の納付書を作成してるのは何年も前からお願いしている税理士で、自分は確定申告の確認や報告と同時に送られてくるこの納付書を持って銀行に行って支払いをしているだけなのです。
今回のケースでは、税務署名は合っていたけど、税務署番号だけが間違っていたのですが、わざわざ素人が税務署番号を確認して支払いをするでしょうか?
それも最近引越してきたとかならまだしも、少なくとも4年ぐらいは同じ場所に住んでいるのに。というわけで、税務署のシステムで支払先を変更してもらって無事事なきを得ました。
さいごに
税金を払ったのに督促状が届いて憤っているそこのあなた!!
その原因は大きく二つ。
・納税と行き違いで督促状が届いている
・納付書のどこかの項目が間違っている
どちらにしても、まずは管轄の税務署や役所に電話をして確認してみましょう。
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