志摩スペイン村はなぜなぜ潰れないのか?「ガラガラ」「廃墟」と言われても潰れない理由を考えてみた

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「ガラガラでアトラクションの待ち時間ほぼゼロ!」とホームページに載せた自虐ネタが話題になったり、最近では人気Vチューバーが魅力について語ったことで注目が集まっている三重県志摩市の「志摩スペイン村

僕はとにかく混雑や人混みが嫌いなので、行くならこういったガラガラなレジャー施設にはとても魅力を感じます。

と同時にある疑問が浮かびます。
「なぜ潰れないんだろう・・・」と。

街を歩いていても、定価の電化製品を扱っている町の電気屋さんや、お客さんどころか店員さんすら店内にいない日用品店など、「なぜ潰れないんだろう・・・」と気になることがよくあります。

そんな街のお店よりも遥かに規模の大きい志摩スペイン村がSNSで「ガラガラ」や「廃墟」と言われながらも潰れないのか?調べてみました。

志摩スペイン村はなぜ潰れないのか?

調べてみると、志摩スペイン村が潰れない理由として「近鉄が親会社だから」といきなり結論のようなフレーズが目に飛び込んできました(笑)

志摩スペイン村を管理・運営している「株式会社志摩スペイン村」は、現在近鉄グループの遊園地やホテル、温浴施設などを運営する「近鉄レジャーサービス株式会社」の完全子会社です。

この近鉄レジャーサービス株式会社は2015年の全国遊園地・テーマパーク経営企業収入高ランキングで14位にランクインしています。

志摩スペイン村の経営状態に関して詳しいデータは見つからなかったのですが、wikipediaによると初年度は黒字でそこから8年連続の赤字に、そこから何度か経営改善して何度かは単年度黒字にはなっていものの、売上高は落ちているようです。

開園初年度の1994年度2月期は単年度黒字だったが翌年からは8年連続の赤字に陥っていた。しかし、2001年度に近鉄が2006年度3月期から導入される減損処理会計導入を見据え、志摩スペイン村よりアトラクション施設等の一部を167億円で買い取る支援策を実施。これにより資産評価及び償却負担の減少、借入金の金利も軽減したのに加え人件費(早期退職制度導入等)や外注費、広告宣伝費を削減しコストも抑えた。また、新規施設として天然温泉「ひまわりの湯」を建設にあわせテーマパークのコンセプトテーマを「スペイン」から南米等を含む「スペイン語文化圏」までに要素を拡大し物販アイテムの拡充を図るなどした結果、2004年度2月期は単年度黒字となったが、帝国データバンクの企業データによれば売上高は1994年度に約293億円あったものが2005年度には約48億円まで落ち込んでいる

引用:志摩スペイン村-wikipedia-

全国遊園地・テーマパーク経営企業収入高ランキングを見る限りでも圏外が続いています。
とは言っても、志摩スペイン村は近鉄レジャーサービス株式会社の一部。

近鉄レジャーサービス株式会社が「伊勢志摩近鉄リゾート」として運営している施設は、志摩スペイン村だけではありません。

賢島エスパーニャクルーズ
鳥羽湾めぐりとイルカ島
イルカ島
都リゾート 奥志摩 アクアフォレスト「アクアパレス」
伊勢志摩スカイライン
近鉄賢島カンツリークラブ
近鉄浜島カンツリークラブ
ホテル志摩スペイン村
シーズン インアミーゴス
賢島宝生苑
志摩観光ホテル
都リゾート 奥志摩 アクアフォレスト
都リゾート志摩 ベイサイドテラス
伊勢志摩温泉 志摩スペイン村 「ひまわりの湯」
伊勢志摩温泉 「朝なぎの湯・夕なぎの湯」
伊勢志摩温泉 「ともやまの湯」

なので、志摩スペイン村が赤字だとしても、この「伊勢志摩近鉄リゾート」が黒字であれば全く問題ないわけです。

これが志摩スペイン村がガラガラの廃墟状態でも潰れない理由になりますが、ここでもう一つ気になるのは、このような状態の志摩スペイン村を近鉄はなぜ潰さないのか?といった点です。

「伊勢志摩近鉄リゾート」として充実しているのなら、ガラガラ廃墟状態の志摩スペイン村は閉鎖したほうがいいんじゃないの?ってことですね。

これについても合わせて調べてみました。

志摩スペイン村をなぜ潰さないのか?

近鉄が志摩スペイン村を潰さない大きな理由は、志摩スペイン村が現状でも伊勢志摩地域において十分な集客効果を持っているからです。

三重県の発表する令和元年の「令和元年観光レクリエーション入込客数推計書・観光客実態調査報告書」では、伊勢志摩への観光地点別の入込状況がこのようになっています。

ア 伊勢神宮 973万人(対前年比122万人増、114.4%)
イ おかげ横丁 592万人(対前年比29万人増、105.1%)
ウ 二見興玉神社 246万人(対前年比43万人増、121.1%)
エ 鳥羽水族館 86万人(対前年比5万人増、105.6%)
オ 志摩スペイン村 131万人(対前年比12万人増、110.0%)

引用:「令和元年観光レクリエーション入込客数推計書・観光客実態調査報告書」をとりまとめました

ガラガラ・まるで廃墟のようだなんて言われていても、志摩スペイン村が三重県の観光施設としてそれなりの集客力・影響力を持っているのは間違いありません。

余談:志摩スペイン村は近鉄が威信をかけた一大レジャー事業

志摩スペイン村が近鉄グループだから潰れないのは最もな理由ですが、実は近鉄グループ自体の20年4~12月期連結決算では、ホテル・レジャー部門の営業赤字が429億円に達しています。

これは近鉄全社の営業赤字の7割強をホテル・レジャー部門が叩き出したことになります。
実際にその影響によって近畿日本ツーリストは債務超過に陥り、運営ホテルも一斉売却されています。

近鉄と言えば過去にはプロ野球球団も手放しています。

「親会社が近鉄だから志摩スペイン村は潰れない理論」でいくと、とっくに潰されてもおかしくないような状況ですが、それでも志摩スペイン村は潰れませんし、潰されていません。

その理由は志摩スペイン村が近鉄の威信をかけた一大レジャー事業だからだと個人的には考えています。
近鉄は志摩スペイン村開園当時に600億円を投じて建設し、ホテル建設などの関連事業に1350億円を注ぎ込んでいます。

これはまさに当時の近鉄にとって「社運を賭けた大事業」なわけです。
実際に開園1年目はあのTDLに次ぐ全国第二位のテーマパークだった志摩スペイン村。

そういった点も志摩スペイン村が潰されない理由なのだと思います。

まとめ

そんなこんなで志摩スペイン村がガラガラながらも潰れない理由について調べてみましたが、調べれば調べるほど最終的には志摩スペイン村よりも近鉄グループのほうが心配になってきました(笑)

実は伊勢志摩というか、三重県にこれまで一度も行ったことがなかったのですが伊勢志摩近鉄リゾートとかを調べていると、志摩スペイン村以外にも楽しそうなスポットもあって人が少ないということなら今度一度家族で行ってみようと思いました!

特に、「賢島エスパーニャクルーズ」は僕が見た時は楽天たびノートの日本全国人気観光スポットランキングでも12位になっていたのでかなり人気みたいです。

>>>賢島エスパーニャクルーズの口コミや周辺情報【楽天たびノート】

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